ECCと九州工業大学が共同研究講座を設置

2018.07.03

 総合教育・生涯学習機関の株式会社ECC(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山口勝美、以下ECC)と国立大学法人 九州工業大学(以下、九州工業大学)は、エラスチンを利用したバイオマテリアル及び健康食品の開発のために共同研究講座を設置しました。

 今回の共同研究講座は、エラスチンに含まれるペプチド等を利用して生体組織・器官を人工的に作製するための生体適合材料や、薬を包み込んで患部へ運ぶドラッグデリバリーシステムに使用するための材料など「新規バイオマテリアル」およびその周辺技術を開発することを目的としています。また、健康補助食品としての有用性を高めるためのエラスチンの基礎研究も展開していきます。

 ECCでは、創業以来掲げて参りました「戦争、病気、貧困の三大苦をなくす」という理念の下、その一つであります「病気」を防ぐ体質づくりに貢献すべく、健康に関する事業に取り組んでおります。今回の共同研究講座を通じて研究成果を創出し、事業化に繋げることを目的としています。

(※1)エラスチン:弾性線維の主成分であるタンパク質で、コラーゲンと同じように体を形作る役割を持つ。加齢と共に皮膚や血管に含まれるエラスチンが減少すると、シワや動脈硬化の原因になると考えられている。

(※2)ペプチド:タンパク質の小さいサイズはペプチドとよばれ、合成の簡便さから様々な用途で利用されている。

『共同研究講座』 概要

名称 ECCウェルネス共同研究講座
研究題目 エラスチンを利用したバイオマテリアル及び健康補助食品の開発
設置期間 2018年4月1日~ 2021年3月31日(3 年間)